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昼食難民の新書生活

(新宿・秋葉原・芝浦など各地でのランチと読書)

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『地球200周! ふしぎ植物探検記』山口進(PHPサイエンス・ワールド新書 037)

地球200周! ふしぎ植物探検記


『地球200周! ふしぎ植物探検記』山口進(PHPサイエンス・ワールド新書 037)

著者は野生生物カメラマン。タイトルの「地球200周!」にあまり意味はない。これまで地球を200周するくらい世界各地を訪ねたという程度の意味。

本書は、その著者が不思議な花々を撮影するために世界各地の辺境を訪ねた紀行である。アンコールワット以外は観光地ではないため訪ねる機会もないだろうから、私たちがこうした花々を自然環境で見ることはないだろう。

多くのページを割いていて圧巻なのは、ショクダイオオコンニャクの花。2010年に東京・小石川植物園でこのショクダイオオコンニャクが開花して話題となったが、著者は野生のショクダイオオコンニャクの花を撮影するため15年にわたってインドネシアのスマトラ島を訪ね、ジャングルを歩いてつぼみを探し、掘っ立て小屋を建てて開花の瞬間を撮影している。群馬県下仁田のコンニャクが有名だが、ショクダイオオコンニャクは下仁田と似た急峻な谷で水辺の近くに生えているため、つぼみを探す際には撮影機材を背負って谷越えを繰り返すことになった。小石川植物園での開花が話題になったのは、ショクダイオオコンニャクは7年に1度しか開花しないからである。ショクダイオオコンニャクが開花すると腐った肉のような悪臭がするが、それは受粉をしてくれるハエを集めるためである。

世界最大の花であるラフレシア・アーノルディもスマトラ島に自生している。こちらは、保護地区の疎林で比較的簡単に見つかるらしい。世界的に有名になったので、観光客が訪れるようにもなっている一方で、地元の人々からは忌み嫌われているらしい。

ジハチのメスに擬態してオスの交尾行動を促してオスの背中に花粉をつけるランやアンコールワット遺跡群の石造建築物を壊した絞め殺しの木などさまざまな植物を紹介している。

“自然ジャーナリスト”を名乗っているだけに、単に花を撮影するだけではなく、受粉と送粉に関する興味が強いためジバチやコガネムシ、アリといった送粉者や共進関係や共生関係に関する解説も多い。


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