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昼食難民の新書生活

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『知的文章とプレゼンテーション―日本語の場合、英語の場合』黒木登志夫(中公新書 2109)

知的文章とプレゼンテーション



『知的文章とプレゼンテーション―日本語の場合、英語の場合』黒木登志夫(中公新書 2109)


「知的文章」と少しく恥ずかしいタイトルだが、著者は世界のがん研究をリードし、日本癌学会の会長を務めた医学界の重鎮。

本書は、論文を作成する学生と研究者に書かれているが、ビジネス文書にも役立つ情報が書かれている。著者は、数多くの論文を執筆しただけでなく、審査委員として数多くの論文を査読してきたからだ。その経験に裏打ちされたさまざまなアイデアが展開されていて興味深い。

第1章は理系と文系という日本だけの区分が無意味であることが書かれている。日本ではまだ10代のころに、理数系の成績だけで分類しているが、経済学部に進んで偏微分方程式に再会して驚いた人もいるだろう。

第2章では、いきなり文法論が展開される。日本で生まれ育てば文法論などなくても読み書きは可能に思えるが、執筆の際には文法的に正しいかどうかを測るツールとして文法があったほうが良い。それに、日本語を母語としない人々の教育には生きた日本語を説明できる文法は不可欠だ。日本の国語学者たちは、まだその答えを提出できてない。だから、学校文法では生きた日本語を説明できない状態にある。だから、がん研究者が文法を考えなければならないのが悲しい。

以下の章は、「説得力のあるドキュメントを書く」「審査する.評価する.推薦する」「人を惹きつけるプレゼンテーション」「英語の世紀を生きる」「コンピュータを使いこなす」と続く。

本書で再三説かれるのが、知的三原則だという「簡潔・明解・論理的」。ごく当たり前のことだが、何度も書かなければならないのは、この条件を満たさない論文に接してきたということだろう。

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