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昼食難民の新書生活

(新宿・秋葉原・芝浦など各地でのランチと読書)

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『新書 沖縄読本』下川裕治, 仲村清司(講談社現代新書 2092)

新書 沖縄読本


『新書 沖縄読本』下川裕治, 仲村清司(講談社現代新書 2092)

沖縄については断片的な知識しかない。本書を読むと、そうした断片がつながっていく楽しさと、まったく新たな情報に驚く喜びが沸き起こる。

本書は、下川以外にも仲村清司や篠原章、奈須重樹といった沖縄の「専門家」たちが、中級ホテルの興亡史、高校野球、民謡、年金の沖縄特例、八重山諸島の歴史などなど、21の広範なテーマで沖縄の真の姿を描き出している。

特に、前半を執筆している仲村誠司は「ウチナンチュー2世」として大阪に生まれ、沖縄に移住して15年になるというが、沖縄の人々の深層を見事に描いている、と思われる。

補助金漬けで依存体質となってしまった沖縄には、元々「物くいいしどぅ我が主人(うしゅ)」という古い諺があるという。「物をくれる人こそ自分の主人である」という考え方である。「民生を不安定にさせる徳のない主君は追放しいてよい」というまるで中国思想のような意味だったという(本当か?)。現在では「支配的な勢力や物に迎合しやすい、沖縄人の事大主義的な気質として否定的に使われるらしい。

「なぜウチナーンチュはもらうことばかりを考えるのでしょうか」

ある女性が仲村に対して発したこの質問が、古い諺がまだ沖縄の人々を支配していることと、それに疑問をもつようになった若い世代もいることを物語っている。

しかし、沖縄経済は3割が「沖縄振興特別措置法」による補助金に依存しているという。これが2012年3月で期限切れとなったときに、さらなる延長の取引条件として普天間飛行場の辺野古移設が持ち出されるのは間違いないだろう。

政界の不動産王・小沢一郎が目ざとくも辺野古周辺の土地を取得したように、米軍は辺野古移設を一歩も譲らない。なぜなら、1966年には普天間基地の移転先として辺野古が挙げられ、隣接する大浦湾を軍港とする巨大海上基地計画が立案されているからだ。米軍は40年以上前から移設を計画していたが、おもやり予算によってタダで基地を建設させるのが狙いなのである。

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昼食時は「難民」と化して「新書」を片手に、都内各地を彷徨っています。

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