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昼食難民の新書生活

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『カラー版 空海と密教美術』武内孝善 , 川辺秀美(カラー新書y)

空海と密教美術


カラー版 空海と密教美術』武内孝善 , 川辺秀美(カラー新書y)


空海は、わずか半年の間に唐の阿闍梨・恵果和尚から密教のすべてを学んだとされる。それは、恵果和尚が永訣を前に「すべてを授けおわった。もう思い残すことはない」といわしめるほどだった、という。いくら空海が天才でもたった半年で密教のすべてを授けられるとはどういうことか。私には到底理解出来ないのだが、真言宗ではそういうことになっているらしい。

その根拠は、空海が密教の権威を高めるために書いた『秘密曼荼羅教付法伝』によるという。といっても、これは空海が書き残していることに過ぎない。

そして20年の留学予定をわずか2年半で切り上げ、私費で写経させた多数の経典や曼荼羅、密教仏具など膨大な請来物とともに帰国しているという。

今時の留学生でもたった3か月ならば、何事かを学んだとはみなされないだろう。「◯◯の奥義を学んだ」といっても誰も信用しないはずだ。空海が入唐した目的はどこにあったのか? 私費で膨大な経典を写経させ、曼陀羅や仏具を作らせたのは、権威付けの“土産”が必要だったということではなかったのか。

2年半で留学を切り上げたのは、一緒に入唐した最澄が短期留学だったためだろう。密教を日本に初めて請来したという栄光を渡したくなかったからではないのか。

本書を読むまで空海にこうした疑問を抱くことはなかったから、著者らの意図とは違う読了感となった。

そして、密教美術に関しては本書を読んでも何もわからない。両界曼荼羅や諸尊仏龕、東寺講堂の立体曼荼羅などの写真は掲載されているが、キャプション程度のごく短い説明文があるだけで、帯にあるような「ヒミツ」が明らかにされるわけではない。

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