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昼食難民の新書生活

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『公安は誰をマークしているか』大島真生(新潮新書 433)

公安は誰をマークしているか


『公安は誰をマークしているか』大島真生(新潮新書 433)

本書は、産経新聞の記者である著者が、警視庁記者クラブの警備・公安担当を3年半務めた経験に基づいているという。

序章で公安についての概観を述べた以降は、警視庁公安部の各課の監視体制と監視対象の説明がほとんどである。公安総務課(共産党)、公安1課(過激派)、公安2課(革マル)、公安3課(右翼)、外事1課(ロシアスパイ)、外事2課(北朝鮮工作員)、外事3課(アルカイーダ)、公安機動捜査隊、公安調査庁。

本書には、関係者の証言もいくつか書かれているが、驚くような秘密が明かされているわけではない。まるで大学生のレポートのような表面的で貧弱な内容となっている。

我々は公安に接することはないので、公安という言葉を耳にするのは事件報道に限られる。しかも、報道されるのはいわば公安警察のミスばかりだ。成功した事例は、未然に事件を防いだために報道されないということなのだろうが、公安のミスは甚大な被害をもたらすことが少なくない。

例えば、オウム真理教は地下鉄サリン事件を起こしたのは、警察による強制捜査が迫ったためと言われる。それ以前にも、オウム真理教は坂本弁護士一家殺害事件や松本サリン事件、数々の信者殺害事件など凶悪事件を引き起こしていたにもかかわらず、公安はすべてを見逃していた。ようやく、目黒公証人役場事務長拉致監禁致死事件で一斉捜査に踏み切ろうとした矢先に、地下鉄サリン事件が起こった。幹部だった井上嘉浩が、逮捕直前に「公安の車20台くらいに追い回されている」と発言したという。分かるように尾行したのか、それともバレていたということなのか。いずれにしても、相当に間抜けな話だ。

公安は、オウム真理教のような団体のマークにも失敗したのだ。


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