TOP > スポンサー広告 > 『江戸歌舞伎役者の〈食乱〉日記』赤坂治績(新潮新書 447)TOP > 新書 > 『江戸歌舞伎役者の〈食乱〉日記』赤坂治績(新潮新書 447)

昼食難民の新書生活

(新宿・秋葉原・芝浦など各地でのランチと読書)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『江戸歌舞伎役者の〈食乱〉日記』赤坂治績(新潮新書 447)

江戸歌舞伎役者の〈食乱〉日記


『江戸歌舞伎役者の〈食乱〉日記』赤坂治績(新潮新書 447)

著者は、劇団前進座や『演劇界』編集部を経て独立した演劇評論家・江戸文化研究家。

本書は、江戸末期から明治時代にかけて活躍した三代目中村仲蔵が残した2段組373ページに及ぶ『手前味噌』という自叙伝から、食に関する部分を選んで「第一章 山の幸」「第二章 海の幸」と2章立てで、39種類を料理・食材別に解説し、『料理物語』や『本朝食鑑』といった料理書、『毛吹草』といった俳諧論書など数多くの江戸時代の書籍を参照して、江戸の食文化を紹介している。

仲蔵は、自らを「食乱」と称するほど食いしん坊だっただけに、伊勢の舟盛、松茸出汁の蕎麦、七代團十郎の鶴雑煮、瀬戸内の海水むすび、糸魚川の鯛の潮煮、由比の鱚の蒲焼、五代高麗蔵の牡蠣雑炊など、さまざまな料理を克明に描いていて面白い。

そして、食べ物だけでなく旅興行で接した諸国の風物や人情など、江戸時代の暮らしが活き活きと描かれ、江戸時代の歌舞伎の興行についても詳しく書かれていて興味深い。

例えば、江戸では将軍や大名しか口に出来なかった鶴の肉が、大坂では庶民も口にできていたことなど、意外なエピソードの数々も明らかにされる。また、一般的には白いはずの鯉の洗いが赤い切り身だったので尋ねると、緋鯉の刺身であることを知り、「気が狂うので食べなかった」と書かれていたのは、寄生虫を恐れたのだろうか。


関連記事

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://pasage.blog43.fc2.com/tb.php/1413-4fcf8b64

 | HOME | 









ブログランキングに参加中です

リンク

お気に入りに追加
このブログをリンクに追加する

最近の記事

にほんブログ村ランキング

ブログ内検索

Loading

カテゴリー


全記事一覧(500件ごと)

カレンダー+月別アーカイブ

ケータイ版URL

QRコード

RSSフィード

プロフィール

Author:pasage
昼食時は「難民」と化して「新書」を片手に、都内各地を彷徨っています。

FC2Ad

Template by たけやん

QLOOKアクセス解析

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。