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『同性愛の謎―なぜクラスに一人いるのか』竹内久美子(文春新書 844)

同性愛の謎


『同性愛の謎―なぜクラスに一人いるのか竹内久美子(文春新書 844)

著者はトンデモ学説で有名だ。

動物行動学で博士号をもっているだけあって、さまざまな学説の紹介はわかりやすくまとまった文章を書くと定評がある。しかし、その一方で紹介した学説の後に付け加える自説がトンデモだと完膚なきまでに批判され、「あれはジョークでした(涙)」と言い訳した、と笑われた。

そんな著者の新作を久しぶりに読んだ。

「はじめに」で、子孫を残す能力が低いはずの男性同性愛者が減少したり絶滅しないことを説明するコロンブスの卵的学説が2004年に発表され、ほとんど決定的である、と書かれている。当然のことながら、読み手の興味はその1点に集中して読み進めることになる。「クラスに一人」つまり数パーセントで出現する男性同性愛者は、なぜ絶滅しないのか。

ところが、なかなか肝心の決定的学説は紹介されずに、同性愛者の脳や身体の発達に関する研究や学説が延々と紹介される。

中盤には、そもそも女性を妊娠させるのは難しいので、男性でその練習をするという「プラクティス学説」が紹介されるが、これで日本の稚児は説明できても遺伝とは関係ない。

本書の200ページに至って、ようやく子孫を残す能力が低いはずの男性同性愛者が絶滅しない謎を解く学説が紹介される。

その学説によれば、男性同性愛者は母方の遺伝によるというものだ。統計によれば、同性愛者の母方の家系では子供を産む確率が高く、その中に男性同性愛者が含まれる確率も高いということらしい。

日本と違って、タイでは男性と女性の中間の性として「カトゥーイ」という性があることが常識になっていて、そうした子供が生まれると、親も無理やり男の子として育てようとはしない。だから、そうした子供は幼い頃から女の子たちと一緒に女の子の遊びをしている。大人になれば、当然のごとく男性同性愛者となる。差別がなさそうで、しっかり差別は存在していて、「カトゥーイ」は水商売や美容・理容関係、販売員などとして働くことが多いようだ。

男性同性愛者自身は子孫を残さないが、叔母や姪たちが男性同性愛者の遺伝子を伝えていくから、男性同性愛者はいつまでたっても淘汰されないということらしい。

つまり、男性同性愛者の遺伝子は女性が持っているということになる。男性同性愛者の遺伝子は、母から娘へと伝えられ、男の子が生まれると男性同性愛者になる確率が高いということらしい。

それにしても、この著者の書いたものは下ネタばかりなのは何故だろうと不思議に思う。睡眠・食欲・所有・権勢・破壊など生理的な欲望を含めさまざまな欲望がある中で、なぜこの人は性欲ばかりに関心を示すのだろうか。


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