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『腹いっぱい食べて楽々痩せる「満腹ダイエット」―肉を食べても酒を飲んでも運動しなくても確実に痩せる!』江部康二(ソフトバンク新書 164)

腹いっぱい食べて楽々痩せる「満腹ダイエット」



『腹いっぱい食べて楽々痩せる「満腹ダイエット」―肉を食べても酒を飲んでも運動しなくても確実に痩せる!江部康二(ソフトバンク新書 164)


著者は、最近流行っている「糖質制限食ダイエット」を提唱している医師。京都・高雄病院の理事長で、これまで1500人以上の糖尿病患者に指導したほか、関連の書籍を多数執筆している。著者の診療を受け『おやじダイエット部の奇跡』というベストセラー本を書いた桐山秀樹の『外食・ズボラ・満腹OKダイエット ―「糖質制限食」の驚くべき効果』がいいかげんな本だったので、親本というべき本書を読むことにした。

最近になって「糖質制限食」がテレビや雑誌で頻繁に採り上げられるようになった。それは、2012年1月に行われた病態栄養学会年次学術集会の「糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か?」と題するディベートセッションで、著者が反糖質制限派の医師を論破し、さらに5月の日本糖尿病学会年次学術集会で「糖質制限食が糖尿病食事療法の選択肢の一つ」としてコンセンサスが得られたことによるらしい。

糖尿病の治療法の1つである「糖質制限食」には、高いダイエット効果があるという。本書は、その「糖質制限食ダイエット」の理論をやさしく説いている。

【目次】

第1章 満腹ダイエットの基本的なやり方
第2章 満腹ダイエットで痩せる
第3章 満腹ダイエットを賢く実践する
第4章 糖質制限食の誤解を解く
第5章 そもそも人類は糖質制限食が基本
第6章 糖質制限食で健康になる
巻末資料1 糖質制限食1週間レシピ
巻末資料2 食品糖質量リスト


糖質制限食ダイエットは、「主食」である米・小麦などを摂取しないが、肉・魚・野菜は腹いっぱい食べるダイエット法のことで、糖質を含んだビールや日本酒、白ワインはだめだが、ウイスキーやウォッカなどの蒸留酒と赤ワインは飲んでも大丈夫だという。これまで栄養学の常識を覆し、カロリー制限をせずに糖質を制限するだけで、運動など身体を動かさなくても、10日で2~3キロの減量に成功する人もいるらしい。

著者がすすめる糖質制限食ダイエットは、「スーパー糖質制限食ダイエット」「スタンダード糖質制限食ダイエット」「プチ糖質制限食ダイエット」の3種類。

スーパー糖質制限食ダイエット:1食あたりの糖質を20gに制限し、「主食」である米・小麦粉を排除する。
スタンダード糖質制限食ダイエット:朝食と夕食から糖質を排除する。
プチ糖質制限食ダイエット:夕食のみ糖質を排除する。

糖質制限食ダイエットにチャレンジする人は、1週間から10日間は「スーパー糖質制限食ダイエット」を実施することを薦めている。そうすることで、糖質の代わりに脂質が燃焼しやすい身体に変わるという。

なぜ、糖質をほとんど摂取しなくても大丈夫なのか。

人類の祖先であるアウストラロピテクスは400万年前に誕生したといわれている。人類が農耕によって小麦や米など長期保存が可能な糖質を生産するようになったのは1万年前である。それ以前の399万年は、採集狩猟漁労で食糧を得ていたわけだ。採集で糖質が得られるのは1年のうちでもごくわずかの期間であり、他の時期には飢餓と闘いながらわずかに捕れる動物や魚、木の芽や草を食べていた。つまり、人類はほとんどの時期を糖質を摂らずに生きてきたのである。

そのため、人体には血糖値を下げるための機構としては腎臓のランゲルハンス島で産生されるインシュリンしかない。生命を維持するために他の問題にはいくつかのフェイルセーフが用意されているのに、上がりすぎれば命にかかわる血糖値に対してはインシュリンしか用意されていないのは、高血糖に対処する必要がなかったからなのだ。

糖質を摂取しないで低血糖にならないのか? 人体は、「糖新生」といってアミノ酸や脂肪からブドウ糖を産生する機能がある。眠っている間に低血糖にならないのは、この「糖新生」のためだ。しかも、ブドウ糖を作るためにブドウ糖を使うことはない。「糖新生」には脂肪がエネルギーとして使われる。材料とエネルギーで2重に脂肪を消費できる仕組みなのだ。

巻末には、500品目におよぶさまざまな食材の含有糖質量が書かれた表がついていて、意外な高糖質食品を知ることができる。

これまでさまざまなダイエット本が出版されたが、簡単でお金もかからず継続が容易であるという点で「糖質制限食ダイエット」は画期的だ。普通の人が米やパンだけを食べずに普通に生活しながら、半年で20キロ30キロと痩せていくのだから、ダイエット関連事業を展開してきた企業にとっては脅威のはずである。

とはいえ、2012年5月にようやく日本糖尿病学会で選択しの1つとして認められたということは、医療界ではマイナーな療法であることを示している。糖尿病患者ではないちょっと肥満気味程度の普通の人が、この糖質制限食ダイエットを実施するのは本当に問題ないのだろうか。



(2014-7-19追記)
江部康二氏のブログによれば、医師向け雑誌『日経メディカル』が実施したオンラインアンケートで、20〜70代の医師2263人のうち、「糖質制限」を15.1%が「支持する」と回答し、「どちらかと言えば支持する」と回答した43.2%と合わせると、過半数の医師が「糖質制限」を支持していて、3人に1人は自らも糖質制限を実行していることがわかったという。


(2014-3-5追記)
北里大学糖尿病研究センターから糖質制限食vsカロリー制限食に関する報告が、1月中旬、日本内科学会の英文誌に掲載されたという。12名ずつの2型糖尿病患者に糖質制限食とカロリー制限食を実施したところ、試験開始6カ月後に糖質制限食群でのみ、HbA1cが有意に改善したのである。しかも、改善幅はカロリー制限食群よりも大きかった。中性脂肪値も糖質制限食群でのみ、有意に改善したのだ。(DIAMOND ONLINE『ようやく日本人のエビデンス登場―糖質制限食vsカロリー制限食』)


糖質制限の関連書籍
『炭水化物が人類を滅ぼす』夏井睦
『外食・ズボラ・満腹OKダイエット』桐山秀樹


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