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昼食難民の新書生活

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『寂聴と磨く「源氏力」全五十四帖一気読み!』「百万人の源氏物語」委員会編(集英社新書 470F)

寂聴と磨く「源氏力」全五十四帖一気読み!


『寂聴と磨く「源氏力」全五十四帖一気読み!』「百万人の源氏物語」委員会編(集英社新書 470F)

2008年は『源氏物語』が誕生して1000年であるとして、「源氏物語千年紀委員会」なる組織を中心に関西地区ではさまざまなイベントが開催された。『紫式部日記』の寛弘5年(1008年)11月1日の条に「若紫」や「源氏」などの記述があることが、千年紀の根拠となっているらしい。

日本人なら誰もが知っているにもかかわらず、原文を読了した人はごく少ないといわれる大長編小説『源氏物語』。それを新書でお手軽に「一気読み」させてくれるというのが本書。

20代の頃、長期療養中に無聊をかこって田辺聖子訳の『源氏物語』を読み始めたことがある。高校の古典で習ったときには、主語のない文章がのらりくらりと続いてさっぱりわからなかった「源氏」がわかりやすくなっていたので意気込んで読み始めたものの、分厚い文庫で5冊もあるので、結局、最後まで読み通せなかった。どこまで読んだのかすらよく覚えていない。「須磨がえり」という言葉があって、第12帖「須磨」あたりで読むのを諦める人が多いというが、「須磨」はまだ全体の5分の1でしかない。

数年前に、古典小説のあらすじをまとめた本がベストセラーになったが、『源氏物語』はあらすじだけでも膨大な量になるはずだが、本書では各帖をたった数行のあらすじにまとめている。これに解説がついて、さらに瀬戸内寂聴による小説家ならではの紫式部の心情に踏み込んだ解説がついている帖もあって、重層的に「源氏物語」を理解できるようになっている。

本書を読めば、『源氏物語』が光源氏というプレイボーイを通して恋愛のさまざまな形を見せてくれる前半から、政治的な駆け引きのドラマが描かれる中盤、終盤は出家と人生の終焉という仏教的なテーマへと人間研究が深まっていることがよくわかる。


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