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昼食難民の新書生活

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『京都の空間意匠―12のキーワードで体感する』清水泰博(光文社新書)

京都の空間意匠


『京都の空間意匠―12のキーワードで体感する清水泰博(光文社新書)


京都は何度もの大火に見舞われながらそのたびに再建され、1200年にわたって日本の都として繁栄し、その建築に歴史を積み重ねてきた。

本書は、その京都の建築について京都生まれの建築家が書いたはずだが、気軽なメモや走り書きのようなきわめて内容の薄いものになっている。

たとえば、紹介している寺社の歴史的背景や造営の意図など、調べれば容易に明らかになるような点についても調べずに書いている。それぞれの建築や庭について、建築家として造営者の意図に興味がないというのはどういうことか。

なにしろそれぞれの記事が短すぎる。たった2ページ程度でそれぞれの建築・庭の特徴を記述するのは不可能だろう。「12のキーワード」として、見立てる、巡る、組むなどの括りを設けてはいるが、断片の集積で京都の空間意匠の全体像を語るようなレベルに達しているわけではない。

著者は、東京芸大の学生たちの京都研修旅行に際してガイダンスを行っているというが、建築や庭についての個人的な印象ばかりを聞かされる学生たちは可哀想だ。

京都の寺社の空間意匠について知りたい際には、同じく光文社新書の『京都 格別な寺』『京都名庭を歩く』『月と日本建築-桂離宮から月を見る』『龍安寺石庭を推理する』など宮元健次の一連の著作がお勧めだ。本書より100倍面白い。


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