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『分類思考の世界―なぜヒトは万物を「種」に分けるのか』三中信宏(講談社現代新書 2014)

分類思考の世界


『分類思考の世界―なぜヒトは万物を「種」に分けるのか三中信宏(講談社現代新書 2014)


本書は、生物の系統的分類について書いた著者の前書に続いて水平的分類について書いているという。

生物の「種」を巡る論議は迷路に陥っているようだ。

本書のテーマとは全く関係ないペダンチックな献辞やサブタイトルにうんざりしながら読み進めても、「種」を巡る生物学界の歴史が繰り返し記述されるばかりで、「なぜヒトは万物を『種』に分けるのか」という論考には至らない。

著者自身が「種」を定義することもなく、いつまでも迂遠な記述が続く。

そもそも生物の「種」は実在するかという議論さえ生まれていることが、あたかも大問題のように書かれているが、門外漢にとってはくだらない事大主義としか思えない。そもそも生物を分類したのは人間であり、その定義にあたはまらない生物が発見されたり、種の定義自体に瑕疵があったとしても、単に分類が間違っていただけではないか。分類することのみが、その生物に関する理解を深めるわけではないはずだ。

いつまで経っても、分類するとはどういうことか、なぜ人間は分類せずにいられないのかという論考は深まらない。

わが国では、分類学者は「絶滅危惧種」と呼びたくなるほど少数になっており、研究者を増やすことが火急の問題になっているというが、迂遠な議論を弄び隘路に陥っている学問を専攻しようとする若者は少ないだろう。

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