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昼食難民の新書生活

(新宿・秋葉原・芝浦など各地でのランチと読書)

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カオトム@チェンマイ(タイ)

タイの灯篭流しはローイクラトンと呼ばれ、11月の満月の夜に行われる。これまで何度もタイを訪れたけど、この時期に訪れたことはなかった。

ローイクラトンが盛大で有名なのは、バンコクとチェンマイ、スコータイ、アユタヤなど。

チェンマイの観光スポットの1つであるターペー門の真ん前にある立地だけが取り柄のモントリ・ホテルの朝食は、タイのおじや「カオトム」か卵料理とソーセージの「コンチネンタルブレックファースト」のどちらかを選ぶようになっていた。タイはパンがまずいので「カオトム」を注文。本当はジョク(お粥)を食べたかったけど、ないものはしょうがない。

04-2カオ・トム

モントリ・ホテルのカオトムは大して美味しくないけど、期待していなかったからあまり失望もなかった。

散歩に出かけると、ターペー門の広場は水色と黄色の提灯で飾られていた。

04-2ローイクラトン

しばらく歩くと、街を練り歩く山車に飾り付けを行っていた。タイではお寺などでよく見かけるナーガ(蛇神)だった。

04-1ローイクラトン

夜の7時にローイクラトンの山車行列は、ターペー門の前をスタートした。着飾った少女たちを乗せた山車は、ウサギなどの動物や蓮の花、ナーガ(蛇神)、ゾウなどで飾られている。山車は延々と続いた。1時間ほどで飽きたので、山車行列を追い越してピン川に向かう。

04-3ローイクラトン-山車

ローイクラトンといえば、バナナや蓮の葉などで作った直径20センチほどのクラトンを花で飾り付け、ロウソクと線香を立てて川に流す灯篭流しとして有名だ。タイ人は水の霊に感謝する行為だという。

04-5灯籠

ところが、チェンマイのローイクラトンはすっかり様相が変わっていた。

灯篭を流す人も少なくないけど、メインはコムローイという熱気球あげと花火や爆竹だった。コムローイは、天灯といって三国志によると諸葛亮が通信手段として始めたものらしい。



大きいもので直径1メートル高さ1.5メートル、小さなものは直径30センチ高さ50センチほどのコムローイ(熱気球)が、ピン川の河川敷だけでなく街のあちこちから揚げられていた。花火や爆竹をところかまわず打ち鳴らされる。数百を超えるコムローイ(熱気球)が、チェンマイの夜空をゆっくりと西に流れていった。

「日本の灯篭流しは、先祖の霊をあの世へと送る儀式だよ。まず迎え火といって家の前で火を焚いて霊を家にお迎えし、数日後に霊を送り出すために灯篭流しやを送り火といって同じように家の前で火を焚くんだ」。そう説明すると、タイ人の友人は「あっ」と叫んだ。灯篭流しやコムローイ(熱気球)では、「宝くじに当たりますように」とか「恋人ができますように」といった現世利益的なお願いをするタイ人が多いけど、実はタイでも一部の家ではローイクラトンの期間に迎え火や送り火を行っているという。ローイクラトンは日本を含め、アジア各地に残る祖霊崇拝の一種なのだった。

樹木や電柱に引っかかって燃えているコムローイ(熱気球)を何度も見た。こんな風に火のついた熱気球をバンバン揚げてしまって火事にはならないのだろうか。

コムローイ(熱気球)がローイクラトンのメインになっているチェンマイのピン川(タイ)



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昼食時は「難民」と化して「新書」を片手に、都内各地を彷徨っています。

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