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昼食難民の新書生活

(新宿・秋葉原・芝浦など各地でのランチと読書)

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『日本の食欲、世界で第何位?』岡崎大五(新潮新書 351)

日本の食欲、世界で第何位?


『日本の食欲、世界で第何位?』岡崎大五(新潮新書 351)


本書は、国連食糧農業機関(FAO)や日本の財務省などさまざまな統計データを使って、日本と世界の人々はどんな食品をどのくらい食べているか比較している。

帯に書かれている世界第1位がラオス、2位ベトナムでそれぞれ毎日1あたりの消費量は456gと454gなのは何か。本文では、3位バングラデシュ、ミャンマー、カンボジア、インドネシアとアジアの国々が続き、日本が155gで29位なのは、国民1人あたりの「コメ」の1日の消費量である。日本人はラオス人やベトナム人の3分の1しか米を食べていないことになる。ラオス人やベトナム人の食事を間近で見たことはないが、確かにインドネシア人は、米を大量に食べる大飯ぐらいが多かった。

カロリー摂取量(1人1日あたり・キロカロリー)は、おおかたの予想取りにアメリカが世界第1位で3830。2位がルクセンブルクで3780、ベルギー3700、ギリシャ3690と続き、日本は84位で2750。日本人はアメリカ人の7割しかカロリーを摂取していない。さらに糖尿病の割合が高い国の順位では、第1位ナウル30.9%、2位アラブ首長国連邦18.7%、3位サウジアラビア16.8%と続き、日本は137位5.0%である。いずれも先進国の中では日本が格段に低いという。日本食が健康的だと世界的に評価される理由が数字として現れている。

意外な数字も多数紹介されている。例えば、タマネギの生産量世界1位の国はどこか。驚くなかれ日本だという。ホウレンソウは3位、キャベツは5位、レタスは6位、ニンジンは7位と日本の農業は頑張っている。しかし、カロリーベースで計算される自給率に野菜の健闘ぶりが反映されないのだという。

食料自給率の問題は国家戦略にかかわる。わが国の食料自給率が国家の存亡を危惧せざるを得ないほど低い状態にあるのは、農林水産省はもちろん自民党とJAの責任は重大だ。カロリーベースの自給率ばかりが注目されるが、カロリーの低い野菜はちゃんと自給できているものが多いのだ。

著者は元海外旅行の添乗員だったという。さまざまなデータの合間に、海外旅行中のエピソードが語られているが、それも面白い。

著者が引用している「食」に関する書籍の多くはすでに読んだことのあるものだった。手軽に手に入る「食」の本はそれほど多くはないということなのだろう。

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昼食時は「難民」と化して「新書」を片手に、都内各地を彷徨っています。

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