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昼食難民の新書生活

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『一度は拝したい京都の仏像』山崎隆之・著/小川光三・写真(学研新書 080)

一度は拝したい京都の仏像


『一度は拝したい京都の仏像』山崎隆之・著/小川光三・写真(学研新書 080)

このブログで前著『一度は拝したい奈良の仏像』について「ぜひ京都編を刊行してほしい」と切望したこととは、全く関係なく最初から計画されていたことだろうが、本書は『一度は拝したい奈良の仏像』の京都編である。1年待ったらちゃんと刊行されたことは慶賀に堪えない。

本書でも仏像の修復や調査を行ってきた著者ならではの、造仏技法への考察や仏師の心情に迫る知見に充ち溢れた記述となっている。ここが凡百の仏像に関する本と違うところで、なぜその形になったのかが手に取るようにわかるようになっている。

例えば、仏像の歴史が一木造から寄木造りへと変化した際の説明では、とても興味深い理由を挙げている。神木や霊木とされた木を材料にしていたそれまでの造仏とは違うというのだ。単に大きな仏像を作るための巨木がなくなったという理由だけでなく、仏像は仏性の入れ物に過ぎないという思想が始まったと推察している。仏像の材料となる材木を御衣木(みそぎ)と呼ぶのがその理由だ。仏像は衣に過ぎないというのである。

採り上げているのは、広隆寺弥勒菩薩半跏像 、蟹満寺釈迦如来坐像、観音寺十一面観音立像、神護寺薬師如来立像、東寺五大明王像、宝菩提院菩薩半跏像、清涼寺釈迦如来立像、同聚院不動明王坐像、平等院阿弥陀如来坐像、平等院雲中供養菩薩像、と、ここまでは京都の仏像だが、後半は大阪や神戸、滋賀、小浜の仏像まで紹介されている。羊頭狗肉といったら大げさだし、著者がどうしても紹介したかったのは、その詳細な考察と記述からも容易に理解できるだろう。

前著とあわせて携帯し、奈良京都を訪れたい。

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