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『色の新しい捉え方―現場で使える色彩論』南雲治嘉(光文社新書)

色の新しい捉え方

『色の新しい捉え方―現場で使える色彩論南雲治嘉(光文社新書)

本書では、脳科学に基づいた新しい色彩理論を「先端色彩」と名付けている。著者が言うように、従来の色彩論は科学的な根拠のないものだったようだ。

それどころか、著者が批判しているように、風水師やカラーセラピストと称する人々が何の根拠もなしにいいかげんな言説をばらまいているのも事実である。

本書によれば、最新の大脳生理学の知見では、人間が色を目にすることでホルモンや脳内物質が産生されるが、それは色によって異なるらしい。「色が脳の及ぼす影響」として、色と産生される物質に関していくつかの例を挙げている。

赤:アドレナリン
橙:インシュリン
黄橙:グレリン
黄:エンドルフィン
黄緑:成長ホルモン
緑:アセチルコリン
青:セロトニン
青紫:オブスタチン
紫:ノルアドレナリン
ピンク:エストロゲン
白:複数
黒:なし

というものだが、色を見ることでホルモンや脳内物質が産生される機序に関する説明はないし、根拠となる出典も示されていない。巻末に参考文献が並んでいるだけだから、なぜ赤を見るとアドレナリンが産生されるのかはわからない。実験によって、アドレナリンの産生が確かめられているとしても、大脳生理学的に影響がある分量なのかどうかは説明されていない。

残念ながら「科学的な根拠」を謳う本書も、出典のあいまいさゆえに、にわかには信じ難い内容となっている。

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