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昼食難民の新書生活

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『影響力―その効果と威力』今井芳昭(光文社新書 457)

影響力―その効果と威力

『影響力―その効果と威力今井芳昭(光文社新書 457)

人は常に他者からの影響を受けている。他者の言動や記述した文書などを見聞きすることで、考えや行動を変えることがある。

しかし、本書でもアメリカの法廷弁護士スペンスの『How to argue and win every time:At home, at work, in court everywhere, everyday』から引用しているように「相手がもっている影響力は、私が相手に与えたもの」である。自分より上位だとみなす人物の影響は受けるが、取るに足らないとみなす相手から影響を受けることはない。

本書では、その影響力を10項目に分けて説明している。

【影響力をもたらす源泉】
 資源を保持しない影響力
賞影響力、強制(罰)影響力、専門影響力、正当影響力、参照影響力、情報影響力(フレンチ、レヴィン)

 資源を保持しない影響力
魅力影響力、対人関係影響力、共感喚起影響力、役割関係影響力(今井)

それぞれが「影響力」という言葉の合成語となっていて非常に煩雑である。例えば、「賞影響力」は報酬(授賞)、「強制影響力」は強制(処罰)といった言葉に置き換えることはできなかったのだろうか。「影響力をもたらす源泉」が「○○影響力」というのは同語反復ではないのか。

それに著者は、それぞれの「影響力」を解説するなかで、そうした影響力があたかも実在するかのような口調で語っているが、そもそもその分類自体が仮説でしかないのだから、その仮説を肯定しない人向けの説明にはなりえていない。

また、主にアメリカで行われたさまざまな社会心理学の実験を紹介しているが、そのほとんどは〈常識的〉な結果になっている。

各項目の最後に「エピグラム(警句)」を載せているが、これも七五調で見たことのある常識的なものばかりだ。社会心理学というのは、常識的な知恵をなぞることしかできないのだろうかと思わせる内容となっている。


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