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昼食難民の新書生活

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『本当は謎がない「古代史」』八幡和郎(ソフトバンク新書 149)

本当は謎がない「古代史」


『本当は謎がない「古代史」』八幡和郎(ソフトバンク新書 149)

かつて「朝まで生テレビ」などに出演して、のらりくらりと官僚然とした発言をしていた本書の著者は、いつの間にか徳島文理大学という聞いたことのない私立大学の教授になっていて、しかも元通産官僚とは関係の無さそうな歴史の通俗本を何十冊も書きまくっているのだった。変な人だなあ。

本書は、古代史の「謎」とされる35の問題について『日本書紀』を元に反論している。著者の立場は『日本書紀』に書かれていることは基本的にすべて正しい、とする皇国史観である。一応は、戦前の皇国史観や戦後の自虐史観を批判はしているが、『日本書紀』に対する疑問に対する著者の反論の証拠が『日本書紀』なのだから、反論にすらなっていない。この人は今時珍しい『日本書紀』原理主義者なのである。さらに、「記紀」という表現をたびたび使っているが、『古事記』と『日本書紀』の相違を一切無視した乱暴さだ。

そもそも著者は『日本書紀』が編纂された目的をネグレクトしているのだからタチが悪い。『古事記』とは違い、『日本書紀』が漢文だけで書かれたのは、超大国である唐に対して日本に歴史のある「国家」が存在することを示すためだったろう。その「正史」に真実が書かれていると主張するのは、ナイーブすぎるか確信犯のどちらかで、著者はもちろん後者だ。著者は、『日本書紀』を編纂した人々と同じ官僚だったのである。

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