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昼食難民の新書生活

(新宿・秋葉原・芝浦など各地でのランチと読書)

かつ丼セット@兼平

【とんかつランキング】

新宿職安通りに面した「そば処 兼平」へ。この店は新宿ハローワークのすぐ近くで、アジフライをよく食べに行く「とんかつ三裕」はコンビニを挟んで並びにある。

兼平

一見、満席だったけど、一番奥のテーブル席に案内された。先客たちが食べている料理を見渡しながらいくと、カツ丼と冷たいそばがセットになったメニューを注文している人が多い。いつもは900円だけど火曜日は800円になるからだ。

そこで「かつ丼セット(800円)」を冷たいたぬきそばで注文すると5~6分で料理が到着。

かつ丼セット800円@兼平

蕎麦は少しだけ透明感のある更科風の白っぽい蕎麦だけど、蕎麦皮のつぶつぶを混ぜて風味を出している。細く長い上品な味なのに、「冷やし」ではなく生ぬるいのが惜しい。あと1分でも2分でも待つからちゃんと冷やして締めた蕎麦を出してくれ。

カツは揚げ立てではないだろうけど、薄味の出汁で美味しい。

カツと蕎麦の組み合わせでは、どうしてもタンパク質・炭水化物・脂肪の摂り過ぎになって栄養が偏るなあ。


◆希望支払金額:800円(次は盛りそばを食べよう)
◆費用対効果度:100%(800円/800円)

そば処 兼平
東京都新宿区歌舞伎町2-42-11



かつ丼ランチ@とんかつ にいむら 本店

【とんかつランキング】

ほぼ1年ぶりに、靖国通りから歌舞伎町に延びる歌舞伎町一番街にある「とんかつ にいむら 本店」へ。

とんかつにいむら201008

数カ月前から店頭に「かつ丼ランチ」の立て看板が置かれている。かつては「とんかつカレー」の立て看板だったような気がする。

看板@とんかつにいむら

1階奥のカウンター席に案内され、「かつ丼ランチ(680円)」を注文。

かつ丼ランチ以外にも、揚げ物・炒め物と4種類のランチがあって、これとは別にとんかつカレーもある。

ランチメニュー@とんかつにいむら

6~7分で料理が到着。

かつ丼ランチ680円@とんかつにいむら

680円と安いのに大きなカツだった。肉の厚みも6ミリほどあって、しっかり噛みごたえがある。丼汁が薄味なので、揚げたてのカツと卵の旨みがしっかり味わえた。

ご飯も美味しい。

素晴らしいコストパフォーマンスに脱帽


◆希望支払金額:800円(カツの大きさからして、これくらいは取られてもしょうがないだろう)
◆費用対効果度:117.6%(800円/680円)

とんかつ にいむら 本店
東京都新宿区歌舞伎町1-23-10



味噌かつ丼定食@三国一

【とんかつランキング】

新宿スタジオアルタの斜め裏、新宿通りと靖国通りを結ぶ道路にある「手打麺処・郷土料理 三国一 東口店」へ。この店は、1階と2階、4~5階の4フロアもある大型うどん店だ。

三国一201007

この店ではかつて「カツカレーうどん」という不思議な料理を食べたことがある。カレーうどんにカツを載せた料理ではなく、うどんにレトルトカレーのような欧風カレーをかけ、カツを載せた料理だった。

12時半過ぎに入店すると、124席もある店内は空いていた。

ランチメニューは「スキヤキうどん定食(880円)」など5種類だった。

ランチメニュー@三国一

特に理由はないけど、「味噌カツ丼定食(880円)」を冷たいうどんで注文すると、4~5分で料理が到着。

味噌カツ丼定食880円@三国一

「手打麺処」というだけあって、コシのあるうどんが美味しい。大根おろしがたっぷり載っていて、さっぱりとした掛け汁も美味しい。

カツは揚げたてではなかったけど、柔らかくて美味しい。いい加減なトンカツ屋のカツよりも美味しいだろう。カツにかかっていた味噌は私にはちょっと甘すぎるけど、これが美味しいという人もいるだろう。

食後、お茶を供されたので何気なくランチメニューの裏面を見てビックリ。「限定30食」らしいけど、天丼・塩天丼が500円らしい。

新宿ワンコインランチに載せるために再訪しなければ。

(※ワンコインの天丼を食べました。→天丼@三国一 素晴らしかった。)

◆希望支払金額:880円(うどんもカツも美味しい)
◆費用対効果度:100%(880円/880円)

手打麺処・郷土料理 三国一 東口店
東京都新宿区新宿3-24-8



大カツ丼@光栄軒

【とんかつランキング】


デカ盛りのメッカと言われる荒川区の「光栄軒」へ。JR常磐線三河島駅を出て尾竹橋通りを少し北に向かい、路地に入って道なりに進み明治通りを東へ。荒川区役所の300メートルほど手前の脇道を入った先に店はあった。

光栄軒201002

住所から検索したインターネットの地図では、どれも明治通りに面した場所を示すけど、実際には角に材木屋のある脇道に入って10~20メートルのところにある。外見は普通の中華食堂。

昼過ぎの店内は、カウンター席は満席。小上がりのテーブルもすべて埋まっていた。デカ盛りで有名な店だけど、勇気を振り絞って「大カツ丼(750円)」を注文。

しばらくして、テーブル席のお客に料理が運ばれてきた。チャーハン大盛りは、洗面器を裏返したような山盛り。焼きそばも尋常ではない量だった。

デカ盛り目当てのお客ばかりでなく、土曜日も働いている近隣のサラリーマンたちはラーメンや豚のしょうが焼き定食を注文していた。

10分ほどで料理が登場。

大カツ丼750円@光栄軒

大きなラーメンどんぶりに、たっぷりのご飯そしてカツが載っていた。おそらくご飯は2合近くの量。カツは厚さ1.5センチほどの柔らかいロースでとても美味しい。カツを揚げている様子はなかったので既製品だろうか。でも、ここまで柔らかいカツは売っていないだろうから自家製だろう。


◆希望支払金額:750円(空腹だったので何とか食べられたけど、普段ならご飯を残したかも)
◆費用対効果度:100%(750円/750円)

光栄軒
東京都荒川区荒川2-4-3



チキンみそカツ丼定食@美美

【とんかつランキング】


新宿スタジオアルタの真裏にあるモア新宿サンパークビルの地下に「名古屋めしのうまい店 美美」という店がオープンした。ランチメニューも「名古屋ランチ」という。もっとも、「名古屋めし」という言葉は、名古屋の飲食チェーンのゼットンが東京進出時に作った造語なので、歴史や由緒があるわけではないらしい。

美美

地下の店内に入ると前金制だった。「チキンみそカツ丼定食(780円)」を注文してお金を払うと、「ドリンクはセルフとなっています」と言われる。

50席はありそうな店内に先客は2人だけだった。「セルフ」だというドリンク・サーバーを探したけど、どこにもない。入口近くにあった、冷水のピッチャーとお茶の入ったポットが「ドリンク」の正体だと気づくまでちょっと時間がかかった。

お茶を飲みながら待つこと6~7分で料理が登場。

鶏味噌かつ定食@美美

チキンカツの鶏肉は美味しいけど、衣がバリバリと固い。口の中が傷だらけになりそうなほど。味噌は、味噌カツの味噌と同じように八丁味噌に砂糖や味醂を加えたものなので甘い。でも、お椀に入ったスープを飲んで味の濃さに驚いた。透明に澄んでいたけど、鶏ガラの旨味が凝縮されていた。この店の鍋料理はかなりいけるかもしれない。小鉢に入った鶏の南蛮漬けも美味しかった。

先日食べた海老フライ丼もそうだったし、いわゆるソースカツ丼もそうだけど、温かいご飯に千切りキャベツを載せその上にカツを重ねるだけでは料理にはならない。熱々のご飯と揚げ立てのカツに挟まれてキャベツがしんなりしなければ、この料理の意味がないのだけど、どうして誰も気づかないのだろうか?


◆希望支払金額:780円(カツは普通だけど、スープが美味しい)
◆費用対効果度:100%(780円/780円)

新宿居酒屋 名古屋めしのうまい店 美美
東京都新宿区新宿3-22-4 モア新宿サンパークビルB1



かつ丼セット@かつ仙

【とんかつランキング】


JR御徒町駅から上野方面に山手線の外側を5分ほど北上する。アメ横とは線路を挟んでいるけど、スポーツ衣料や輸入衣料などの店が軒を並べる中にある「かつ仙」へ。

かつ仙

この店は、安いかつ丼を食べさせると有名。牛丼店のようなカウンター席が14、2人掛けのテーブル席が10席の小さい店なのに、厨房では5人が働いていた。ちょっと多すぎないか。人件費が経営を圧迫しているんじゃないか、他人事ながら心配になる。

券売機で「かつ丼セット(680円)」のチケットを購入して女性店員に渡す。

厨房を見ると、かつを煮始めたので、揚げ立てではなく作り置きのかつを使っているらしい。

2~3分で料理が登場。

かつ丼セット680円@かつ仙

かつと卵が丼を覆っていてご飯が見えない。かつ丼用に幅広く切り出した豚肉でかつを作っているのだろう。小麦粉を水で溶いたバッター液に充分浸しているので衣は2ミリ程度もある。

漬物とみそ汁が付いているのが100円増しのかつ丼セットだけど、残念ながら漬物もみそ汁もお金を出すような代物ではない。

漬物はキャベツに塩をまぶして数時間置いただけのもの。みそ汁はダシ入り味噌をお湯で溶いて若芽と油揚げを散らしただけのものだった

安いけどそれだけだな。


◆希望支払金額:680円(安いからあまり文句は言えないけど)
◆費用対効果度:100%(680円/680円)

かつ仙
東京都台東区上野6-10-22 JR高架下 1F



かつ丼+とん汁@かつや

【とんかつランキング】


JR新宿駅西口から小滝橋通りを北上する歩道には、金券ショップがずらりと並んでいる。いつからこんなことになったのかはわからないけど、これだけ並んでいるのに潰れた店はなさそうなので、ちゃんとお客は分散しているのだろう。

久しぶりに大ガードの交差点手前にある「かつや 新宿西口店」へ。

かつや

外の券売機で「カツ丼(竹)670円+とん汁(大)160円」のチケットを購入。

意外に待たされて、10分ほどで料理が登場。

20090818カツ丼(竹)+とん汁(大)720円@かつや

110gのカツは、しっかりした歯応えのある肉で美味しい。やはり、100g以上じゃないとトンカツらしい食べ応えのある厚みや大きさにならないのだろう。

残念なことに、ちょっと煮すぎで卵が固い。カツ丼は柔らかい卵で包まれているのが好きなので、次回は「卵は柔らかめに」と注文してみよう。でも、外国人店員に通じるだろうか?

とん汁は、けんちん汁と呼ぶべき具沢山。豚肉・コンニャク・ニンジン・ジャガイモ・ゴボウ・ネギなど。

いつものように、カウンターに置かれた割干し大根の漬け物をたっぷり取って食べた。


◆希望支払金額:830円(安くはないけど、量も味も満足)
◆費用対効果度:100%(830円/830円)

かつや 新宿西口店
東京都新宿区西新宿1-2-12



カツ丼とん汁セット@かつや

【地域別】とんかつ店リスト

【とんかつランキング】


前回は、カツカレーを食べた「かつや 新宿西口店」へ。この店は、新しくオープンしたユニクロ新宿西口店の前を通り過ぎて、大ガード方面に坂道を降りたところにある。

090401かつや

外の券売機で、「カツ丼とん汁セット(620円)」のチケットを購入。

ちょっと混んでいたため、しばらく待たされる。

新メニューの「塩カツ丼」を頼んでいる人が多い。カツ丼に水菜を載せて、塩だれで食べるものらしいけど美味しいのだろうか。

などと考えているうちに、ようやく料理が登場。

090412カツ丼とん汁セット620円@かつや

一般的なカツ丼に比べ、カツはちょっと小さい。でも、肉の厚さが1センチ以上あるので、しっかり噛みごたえがある。肉の真ん中はまだ薄いピンクで、ちょうど良い揚げ具合。丼汁は、甘からず塩辛からず、程良い味。

とん汁には、豚肉の小間切れと大根、そしてほんの1片のコンニャク、小口切りネギが入っていた。メニューの写真にはニンジン入っていたけど、鍋の底に溜まっているのだろう。

肉が厚くてしっかり噛みごたえのあるカツだけど、やはり値段の分だけちょっと小さい。豚肉が80gの「カツ丼」ではなく、110gの「特製カツ丼」を頼めば良かった。


◆希望支払金額:620円(カツは小さかったけど、とん汁も付いていたし)
◆費用対効果度:100%(620円/620円)

かつや 新宿西口店
東京都新宿区西新宿1-2-12

かつ丼@居酒屋ひさご

【とんかつランキング】


芝浦3丁目の「ももよ通り」にある「居酒屋ひさご」へ。

081127ひさご

ビルの2階にあるこの店は、以前は1階の居酒屋がランチ時には客引きがかまびすしく客引きをしていたのであまり目立たなかった。うるさい客引きの甲斐もなく客の入りが悪かったのか、1階の店がランチを止めたので、外階段を上り下りする客をよく見かけるようになった。

入ってみると、テーブルが16席、座敷が22席の意外に広い店だった。

壁に貼られたメニューには、かつ丼を筆頭に天丼やニラ玉定食、豚生姜焼き定食など650円~750円のリーズナブルな価格の料理が並び、一番高い刺身定食でも800円だった。メニューの先頭にある「かつ丼(650円)」を注文。

料理を待っていると次から次と客が入れ替わる。2回転はしている模様だ。ナスの肉炒め定食と肉入りニラ玉定食が人気のようだった。

081127かつ丼650円@ひさご

650円だものあまり期待せずに待っていると、ご飯が見えないほど大きなトンカツが載ったかつ丼が登場。脂身の少ないロース肉を使っていて、肉の厚みは1センチほどある。味付けはちょっと甘め。残念なことに煮過ぎたために、卵が固くなってしまっていた。

でも、いわゆる蕎麦屋のかつ丼と全く遜色ないボリュームと味だった。

みそ汁は白菜と豆腐、油揚げなどが入っていた。たくわんが柚風味だった。

これだけ大きなトンカツを使ったかつ丼が650円とは嬉しい。


◆希望支払金額:650円(800円以上のランチが多いこの辺りではかなり安い)
◆費用対効果度:100%(650円/650円)

居酒屋ひさご
東京都港区芝浦3-6-14 ミクニビル2階

カツ丼@橿原神宮和食(?)

【とんかつランキング】


好天の秋日、大和三山(天の香具山、畝傍山、耳成山)を巡る。藤原京の造営に当たっては、3つの山が都市を守るという中国の思想によって、大和三山の中央に藤原京は築かれた。この3つの山にあったツマ争いの伝説についての歌が『万葉集』第1巻の初めのほうにある。

 中大兄 近江宮御宇天皇 三山歌
香具山は 畝傍ををしと 耳成と 相争ひき 神代より かくにあるらし 古も しかにあれこそ うつせみも 妻を争ふらしき
 反歌
香具山と耳成山と闘ひし時立ちて見に来し印南国原
海神の豊旗雲に入日さし今夜の月夜さやけくありこそ

8月21日付『大和三山の古代』にも書いたが、ずっと疑問に思っていた山に登ってみようというわけだ。

ちょうど昼だったので、近鉄線橿原神宮前駅東口の名もない食堂に入る。

橿原神宮和食

店内のメニューに「橿原神宮和食」とあったがこれが店名だろうか。
「カツ丼(680円)」を注文すると、5分ほどで料理が到着。

カツ丼

カツが小さい。680円だものこんなものか。味も立ち食いソバ屋のカツ丼並と思えば、別に腹も立たない。うどんもついていたし。

大和三山巡りは、畝傍山からスタート。橿原神宮の西門から入り、150メートルほど参道を歩いて、畝傍山登り口から登り始める。

大和三山-畝傍山

何度か下山してくる人達とすれ違いながら、20分ほどで山頂へ。木立に囲まれているので、見晴らしはよくない。唯一、耳成山を望める北側だけが開けていた。

下り始めると、登って来た時にすれ違った太鼓腹で禿げ頭の男性と再びすれ違った。運動のためだろうか、それとも願かけでもしているのだろうか。と考えながら歩いていると、今度はこれも登りの時にすれ違ったはずの女性2人が登って来た。大和三山でいちばん標高の高い畝傍山は、今も地元の人々に愛されている山なのだった。

次に、耳成山を目指す。畝傍山からは6キロほどしか離れていない。お椀を伏せたような形の山。

大和三山-耳成山

この山には、神社を経て山頂まで一気に登るルートとは別に螺旋状の遊歩道があった。地元の方々が数多く散策していた。

そして天の香具山へ。畝傍山と耳成山はどちらも死火山で独立峰(といっても畝傍山の比高が127メートル、耳成山の比高は66メートル)だが、天の香具山(比高62メートル)は桜井市の多武峰から切り離された山だという。

大和三山-天の香具山

上り口に舒明天皇の歌碑が立っていた。

大和には、群山あれど とりよろふ 天の香具山 登り立ち 国見をすれば国原は 煙り立ち立つ 海原は かまめ立ち立つ うまし国ぞ あきづ島 大和の国は

5時間ほどかけて大和三山を巡ったけど、それぞれは意外に近かった。藤原時代にはこんもりと茂った三山が優しく見守ってくれるような安心感を与えてくれたのかもしれない。

3つの山で山道を歩いていると、風でドングリがバラバラと雹のように落ちてきた。山道にも驚くほどたくさんのドングリが落ちていた。ドングリが主食だった縄文時代には、3つの山は食糧庫として重要な領地だっただろう。ツマ争いというのは、それぞれの山を支配していた部族の争いに関する遠い記憶が伝説となったものなのだろうか。


◆希望支払金額:680円(こんなもんでしょう)
◆費用対効果度:100%(680円/680円)

橿原神宮和食(この店の名前はこれで良いのだろうか?)
奈良県橿原市久米町618

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昼食時は「難民」と化して「新書」を片手に、都内各地を彷徨っています。

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